3分でわかる!対地速度と対気速度の違い




 

「速度」とは、

ある物体がある時間内で移動する距離

のこと。

例えば、1 [m/s] だったら「1秒で1 m 動く状態」のことで、1 [km/h] だと「1時間で1km動く度合い」を表しています。

 

日常生活でもよく使うこの「速度」。

じつは2種類あるんです。

ずばり、

  1. 対地速度
  2. 対気速度

ですね。

 

対地速度とは?

その名の通り、地面に対しての速度です。

どう転んでも動かない地面に対して、ある一定時間にどれだけ動いたのかを表す速度ですね。

 

 

これは日常生活でよく目にする「一般的な速度」と思って構いません。

例えば、自動車のスピードメーターとかは対地速度ですね。

車のメーターが

80 km/h

だったら、地面に対して1時間あたり80km進む速度といえるのです。

 

対気速度とは?

その名の通り、空気に対する速度です。

巷では「エアスピード」と呼ばれていますね。

空気に対してある時間内にどれくらい進むか表しています。

 

 

例えば、対地速度 1 [m/s] で空中を動いている謎の物体があったとしましょう。

この時、反対方向から向かい風 1 [m/s] 出ていた時の対気速度を考えてみます。

対気速度は向かい風の1 [m/s] に対しての速度なので、その速度を足した分が風に対しての相対速度、つまり「対気速度」になるのです。

したがって、この物体の対気速度は、

$$1 + 1$$$$= 2 m/s$$

です。

 

 

逆に、追い風が吹いたらどうでしょう?

地上に対して1m/sで進んでいるものの、空気と同じ速度で同じ方向に進んでいるので、相対速度は0。

$$1-1$$$$= 0 m/s$$

つまり、対気速度はゼロなのです。

 

 

航空機は対気速度を重視する

さあ、だいたいわかってきましたね。

  1. 対地速度
  2. 対気速度

の違い。

それではなぜ、対気速度という「空気に対しての相対速度」を考えるのでしょうか?

じつは対気速度は、飛行機やドローンなどの「航空機関係」で使うのです。

その理由には「揚力」が関わってきます。

 

揚力は対気速度が大きいほど生まれやすいのです。

対地速度がものすごく速く、地面に対してびゅんびゅん走ったとしても、同じ方向に同じ速さの風が吹いていたら対気速度はゼロ。

揚力は生まれません。

 

逆に、地面に対してあまり速く走っていないにもかかわらず、向かい風がむっちゃ吹くとどうでしょう?

対気速度が速くなり、揚力が生まれます。

このように航空機では対地速度だけじゃなく、対気速度にも注目していきましょう。

 

それでは!

Ken

 

【参考図書】




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