DBS東京校のマイクロドローンパイロット養成コースで3日間修行してきた




 

「マイクロドローンレースに出場したい」という願望を持ち始めたのはいつだったでしょうか。

マイクロドローン機体本体のIndutrixを購入し、アマチュア無線技師試験4級を突破。

さて、準備が整ったことですしマイクロドローンを操作してみたのですが・・・・・・

操作ががクッソ難しいんですね。

DJIの空撮ドローンと比べると、その操作性の難易度は群を抜いています。

GPSはまずききませんし、ホバリング機能もないため高度安定も自らのスティック操作にかかっています。

ぶっちゃけマイクロドローンは空撮ドローンと全く180度異なる代物です。

ドローンの操作に慣れていると自負がある方でも、マイクロドローンの操作はまた別途修行が必要なのです。

そして、師匠も友人も持たない初心者のわたしは、マイクロドローンをろくにホバリングさえできず、投げ出してしまった過去があったのです

しかし、これではせっかく突破したアマチュア無線技士の試験も無駄になってしまうではありませんか。

そして、苦労して手に入れたマイクロドローン購入費用も無駄な出費になるところです。

 

「じゃあ、お前、マイクロドローンの操作をひたすら練習すればいいじゃないか」

と思うかもしれませんが、実はマイクロドローンの修行が困難な理由の1つにバッテリーの持続時間があります。

1回の40分充電につき「5分弱」しか持たないため、修行回数を重ねにくいのです。

5分未満の練習のために40分待たなければならないため、修行のために大量のバッテリーが必要であることは間違いありません。

 

そして、目視だけの修行ならまだしも、そこにFPVという要素が絡んでくると更にハードルが上がります。

ゴーグル、アンテナ一式を揃えねばならず、正しい機材を揃えるのは初心者にとっては困難を極めます。

 

はい。

以上のように、孤独な初心者にとって敷居があまりにも高すぎたため、とあるスクールの門を叩くことにしたのです。

その名も、

ドローンビジネススクール(DBS)東京

です。

 

ドローンビジネススクール(DBS)東京とは?

ドローンビジネススクール(DBS)東京は江戸川区にあるドローンスクール。

ドローン資格の中でも「DPA」の認定スクールでございます。

空撮用ドローン、家外壁調査のドローン講習といったコースを設置しています。

そのDBSが提供するコースの1つに「マイクロドローンパイロット養成コース」が存在しています。

この講座は

  1. シルバーコース
  2. ゴールドコース

という2コースから構成されます。

シルバーコースは1日で終わる講座で料金は7万円(+税)で、目視のみの操作習得を目指します。

ゴールドコースはそこに「FPV操作」が加わり、2日間で13万円(+税)です。

目視操作からFPVの修行を含めて3日間で20万円(+税)かかってきますね。

 

結構お高い講座であることは間違いなかったので、講座費用を節約するため、ゴールドコースのFPV操作からの申し込みを検討していましたが、実際に現地でテストを受けた結果、マイクロドローのホバリングも出来ないことが判明。

インストラクターにも諭され、大人しくシルバーコースから受講することに。

 

これらのコースでは1日あたり10〜17時までがっつり、マンツーマンでマイクロドローンの講習をしてもらえます。

そして、機材は全てレンタルできます。

自前でマイクロドローン機材を揃える必要もありません。

この日程は1コマあたり45分で15分の休憩を挟む時間割を採用しています。途中、昼休憩が60分挟まりますので、1日あたり「4.5時間」みっちりワンツーマンレッスンを詰めます。

ってことで、今回わたしが受講してきたシルバーコースとゴールドコースの体験談を書いておきます。

この4.5時間の修行が3日間に及びましたので、ドローン自体に触る時間は

4.5 × 3

= 13.5時間

に及びました。

 

シルバーコース 1日目(目視)

まずはシルバーコースからです。

最初の1日目は座学から入りました。

マイクロドローン、空撮ドロール事情の概要、操縦に必要な資格、バッテリーの取り扱い注意点をオリジナルテキストを通して学んでいきます。

この1時間の座学が終わりましたら、いよいよ修行スタート。

まずは目視でマイクロドローンを操作できるようにならねばです。

今回レンタルしててもらえたのは65mmの中型のマイクロドローン(BETA FPV)と、

プロポはJumber T16。

正直にいうと、この講習でマイクロドローンの操作を習得できる自信は微塵もなく、1回目の操作をものすごく恐れていたことを記憶しています。

そんなビクつきながら操作したためなのか、1回目はマイクロドローンが勢い後ろの壁に激突。危うく大惨事になるところでした。

 

幸い、マイクロドローンは無事でしたが、いかにマイクロドローンのスティック操作が繊細であることを思い知らされました。

その後、2回、3回と修行を重ねるに連れて、マイクロドローンが壁に激突しなくなり、ホバリングらしきものをできるようになりました。

ただ、安定したホバリングは至難の技。

ドローンを離陸させた元の四角の枠から意図せず出てしまう状態が続きました。

 

なお、バッテリーが3〜4分で切れてしまうので、都度講師の方がバッテリーを交換してくれます。

受講生はただただ目の前のドローン操作に専念できるよう配慮さていました。

 

このような修行が45分続きまして、1コマ終了。

その後15分の休憩を挟んで、また45分のトレーニングが始まる、といったサイクルで日程が進んでいきます。

 

これが1日あたり昼休憩1時間を挟んで6コマありますので、1日4.5時間修行できます。

このサイクルを10〜17時までおこなうのです。

 

なんとか手ごたえを感じ始めたのが2コマ目あたり。

ホバリングらしきものができるようになり、ドローンが四角の枠から外れないようになってきました。

自分でもドローンを飼い慣らしてきた感が出てきて、ドローンに自分の意思が伝わる不思議な気持ちになってきたのです。

 

さて、ホバリングをマスターしたところで、今度はコースを前後に周回するコースへ挑戦。

ちょうど陸上のトラックのように周回するコースを椅子で製作し、その周りを「順周り」「逆周り」の2通りで練習します。

 

このフェーズになってようやく、ドローンの操作全般に余裕が出てきて、講師の方に動画撮影を依頼できました。

それまではとてもじゃないけど撮影してもらう気持ちさえ起きませんでした。

その様子を撮影してもらったものはこちらです。

上下動があり波打っているものの、トラックを周回する操作意図は伝わってくるほどです。

これが1日目の13時あたりの様子です。

 

だいたい前後にドローンを動かすようになりましたら、今度は8の字のコース。

椅子をポールに見立ててを8の字に回るコースなんですが、やはり8の字は難しい。

前後移動に比べて格段にスティックの操作が増えます。

こちらも度重なる修行の末、何とか慣れまして、1日目の14時までに8の字コースも合格サインをもらいました。

これで目視の操作修行は終了。

 

その1日目の後半はFPV操作に入ることに。

FPVは目視に比べて難易度が高いため、1日目でできる限りFPV操作に慣れておくべき、という講師の方の命により、14過ぎからFPV操作も行うようになりました。

今回が使わせてもらったゴーグルはファットシャーク製。

ちなみに、FPVゴーグルを装着するとこんな感じに。

 

人生で初めてのFPVドローンの操作を体験してまず感じたのが、

目視とFPVは全く操作感が異なること。

まったく、別物です。

初日前半にマスターしたはずのホバリングさえ、FPV操作に移った途端、危ぶまれることに。

加えて、ドローン操作自体がすこぶる疲れようになりました。

なんせ、視界の100パーセントがドローンカメラによる映像に切り替わりますからね。

しかも、それがぐわぐわと動くのですよ。

5分ごとにバッテリーを入れ切り替わるタイミングでゴーグルを外して休憩しましたが、それにしても疲れる。

目視操作の比較にはなりません。

このフェーズになると、45分修行の後に来る15分休憩がものすごく有難くなりました。

 

さて、そんなこんなで1日目にFPV操作突入することができたんですが、FPVでのホバリングの後は前後移動にチラッと挑戦してタイムアップ。

「あと2日でFPV操作できるんだろうか」

と一抹の不安を抱えたまま翌日を迎えました。

 

ゴールドコース 2日目(FPV)

1日目を終わりましたら、いよいよゴールドコースです。

ゴールドコースに移行しても日程は同じ。

10〜17時まで45分の講義・修行があり、15分休憩と昼休み60分を挟んで1日6コマ。

計4.5時間の修行を積めます。

 

1日目の終わりに体験したFPVのホバリングの修行からスタート。

やはり人生は全て慣れらしく、徐々にくそ異質だったFPV操作にも慣れていき、枠の外に出ずにFPVでホバリングできるようになりました。

そして、前後移動も波打っているもののクリア。

 

目視操作と同じく、ホバリングの次は8の字のコース。


やってみて気づいたのは、

FPVでは曲がる際に旋回操作が必要ということ。

目視だったら旋回させずに右スティック1本(モード2の場合)でできていたんですけどね。

FPVの場合、視界が前方しかないため、ドローンを逐次回転させながら前方に進めて8の字を描かねばなりません。

この旋回の操作が加わることが目視とFPVの決定的な違いであると身をもって感じました。

8の字で回るためには「左回り」も「右回り」もマスターしなけれ周回できませんので、FPVドローンの修行において8の字トレーニングはなかなかに有効です。

 

午前中は8の字に専念。午後は昼休み休憩を挟んで、

はしごトレーニング

に移行しました。

梯子の足場と足場の小さな隙間をドローンで通して旋回して、また通すという修行を積んでいきます。

これが地味に、難易度が高いものです。

まずハシゴの間をくぐる為に高さの調整が厳密に必要になり、上下動があっては上手くハシゴを通過できません。

それに加えて、はしごをくぐった直後に急ターンで180度旋回させねばなりません。

この急旋回の際、ドローンが上下にぶれる症状が出始めました。

これはわたしがモード2を利用しているがため起こりうる事態でございます。なぜなら、モード2では左のスティックに「旋回」「上昇下降」が割り当てられているからです。

結果的に、旋回の操作を加えると、上下動の制御が疎かになってしまいます。

旋回と上下動という異なる2つの操作を左手一本でこなさねばなりません。

そんなこんなで、2日目の午後はハシゴの修行が永遠と続きました。

 

ある程度はしごは習得できたと講師の方が判断した段階で、今度は周回コースに移行しました。

周回コースはドローンレースでよくみるフープをくぐりながら全体で1周するコースです。

このコースをみた当初は、

「輪っかなんてくぐれっこねえ」

と思っていましたが、やってみるとそんなに難しくありません。

むしろ、これまでこなしてきた「ホバリング」「8の字」「はしご」よりもイージーです。

その理由を考えてみたところ、輪っかをくぐるためには高低差の制御さえすればいいからです。

はしごトレーニング時のような急旋回が必要なかったので操作の難易度は低かったのです。

それゆえ、2〜3回修行を積むうちに、このコースを楽に回れるようになっていたのです。

ただし、2日目はここでタイムアップ。

コースを周回できる手応えはつかんだものの、まだまだスピード自体が遅かったのです。

「明日はタイムアタックしますからね」

と講師の方に言われて帰宅することに。

 

忘れていました、このゴールドコース2日目にも座学がありまして、この日はFPVドローンの設定方法を学びました。

Beta Flightというソフトをパソコンにインストールし、マイクロドローンを接続。

このソフト上で、あるスティック入力に対し、どれほど出力を出すのか細かい数値を設定する方法を学びます。

もちろん、ゴールドコースの座学でも公式テキストが用意されています。

テキストと実際のパソコンでの操作を参照しながら学べるのです。

ただし、実際に自分でドローンを1から設定するわけではありませんので、改めてドローンを購入したら復習する必要があるな、と感じていました。

 

ゴールドコース 2日目(FPV)

さて、 いよいよ最終日。

この日ももちろん、10〜17時まで修行を敢行しまして、計6コマの修行を積んできました。

最終日ということもありまして、その中の1コマは筆記テスト。

シルバーコースで学んだマイクロドローン操作の知識、ゴールドコースで叩き込まれたはずのBeta Flightの設定方法までが出題範囲です。

 

テストの結果はまあまあ良好。

たしか80点ほどのスコアをマークし、合格圏内に滑り込目ました。

ちょっとうろ覚えなんですが、確かシルバーコースとゴールドコースの2つの試験を受けたような気がします。

 

その座学のテスト以外は、また引き続きドローンの操作の修行を継続。

最終日は周回コースのタイムアタックにチャレンジしました。

求められていたのは周回コースを60秒以内で周回するという目標。

当初は「そんなことできっこない」と思っていたんですが、修行重ねるにつれ、徐々にコツをつかんでいきました。

具体的にいうと、「正確さを求めるとべきパート」と「スピードを出せる区間」が分かってきたのです。

ドローンの操作スピードにメリハリがつくようになり、なんとか目標としていた60秒をクリア。

どうやらコースで用意している最終目標がこのタイムアタックだったらしく、わたしは無事に全工程を消化できたようです。

 

まだまだ時間が余っていましたので、コースの逆周回にチャレンジしたり、苦手としていたハシゴ修行に励んだり、残った時間を有効活用させてもらいました。

それ以外の時間にはマイクロドローンによる動画制作の実例、講師の方が別の大型のマイクロドローンを活用した点検の様子を見せてもらいました。

 

 

はい、以上で3日間のマイクロドローンスクールの日程は終了です。

一応、この講座を修了すると認定証がもらえます。

シルバーコースを受講すると「2級小型ドローン操縦士」、

ゴールドコースを終了すると「1級小型ドローン操縦士」というカードがもらえるのです。

ただし、この認定証には特に意味がありません。

規制が緩和されたり仕事のチャンスが増えたりすることはないようです。

これは学校の卒業証書のようなものでぶっちゃけ思い出です。

 

DBSのマイクロドローンスクールを受講した感想

最後に全体を総括した感想を書いておきます。

ぶっちゃけ、やはり、

高い。

この事実は間違いありません。

シルバーコースからゴールドコースまで受講すると、20万円(税抜)かかります。

もし、読者のかたが消費税10%の世界に生きているならば、税込み22万円です。

高いか高くないかで言ったら、高いです、はい。

 

受講する前は高額出費にビビっていましたが、全日程を終えてみると、

値段は妥当だった

と思うようになりました。

1人の人間の時間を自分のためだけに1日中さいてもらえるマンツーマンレッスン。

この贅沢な学びを3日間みっちり受けたのです。

1人の人間を独占して技術を教えてもらうことは高くつくのです。

講師の時間を拝借する、つまりは講師の命をわたしのために分け与えてもらうことを意味しています。

 

しかも、マイクロドローン関連の機材は全て貸し出してもらえるのも良き点でした。

わけのわかないままマイクロドローン 関連の初期投資をおこなわずにすみました。

 

実際、3日間の日程を終えて、

なんとか自分でマイクロドローンを目視はおろか、FPV操作できるようになりました。

マイクロドローン 操作の入り口に立てた、と実感しています。

受講前からマイクロドローンの操作の難しさを認知しておりましたので、まさか3日間だけで技術を習得できるとは思っていませんでした。

なんせ、1回目の操作でドローンが吹っ飛んで後ろの壁に激突したぐらいですからね。

しかしながら、3日間みっちりコミットすることで、マイクロドローンをFPVで動かせるという基礎レベルまで到達できました。

 

結果的に高額な投資金額を捻出し、勇気を出してスクールの門を叩いてみたのは今では正解だと思っています。

わたしと同じく

「FPVドローンに興味があるけれども、いまいち1歩を踏み出せていない」

という方にはDBS東京のマイクロドローンスクール講座はオススメです。

よかったら受講してみてください。

 

それでは!

Ken




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