ドローン重量を計算する方法は?
ドローン検定1・2級には「ドローン重量」に関する計算問題が出てきます。
例えば次の問題。
この問題で求められている「飛行許可申請におけるドローン重量」は次の計算式で求めるといいですよ。
ズバリ、
(空虚重量)+(燃料の重量)
です。
例題でいうと、
- 空虚重量 5 kg
- 燃料の重量 3kg
だったので、
$$(空虚重量)+(燃料の重量)$$$$= 5 + 3$$
$$= 8 [kg]$$
が正解ですね。
こんな感じで、「空虚重量」に「燃料の重量」を足すだけですから簡単です。
それではなぜこのように計算できるでしょうか。
まずはドローンの重量に関する基礎知識を復習しましょう。
ドローンの重量の復習
ドローンの総重量は「最大離陸重量」と呼ばれるもの。
その内訳は
- 空虚重量
- 積載重量
にわかれます。

まず「空虚重量」。
これはドローンの動力装置の重さですね。
例えば、エンジンなどの動力、ブレードやアームなどドローン本体の重さを合計して「空虚重量」とします。
一方、「積載重量」は次の3つからなっています。
- バッテリー・燃料の重量
- ペイロード(運ぶ荷物の重さ)
- カメラなどの追加装備の重量

そして、国土交通省に申告するドローンの重量は、ドローン合計の「最大離陸重量」ではありません。
「空虚重量」に加えて、積載重量の一部である「燃料・バッテリーの重量」を足して計算するのです。

それゆえ、
(空虚重量)+(燃料の重量)
で許可申請時のドローン総重量を求められるのですね。
とどのつまり、
積載重量の「追加装備」「ペイロード」の重さは許可申請では加味されません。
カメラ、荷物がどれだけ重かろうが、許可申請におけるドローン重量には関係ないのです。
許可申請では、ドローン重量の定義が複雑です。許可申請前に計算方法を頭に入れておきましょう。
『ドローン検定計算ドリル』を作ってみたのでこちらもあわせて参考にしてみてください。
それでは!
Ken
【参考書籍】

1990年生まれ埼玉育ち。
第4級アマチュア無線技士、ドローン検定1級。