ドローン検定3級で出てくるバッテリーの計算問題の解き方は??
ドローン検定3級では4級に出題されなかった計算問題が出されます。
具体的に言うとドローン検定3級で出される計算問題は
- ドローン積むバッテリーの計算問題
- 基礎力学の計算
の2種類になりますね。
>>詳しくは「ドローン検定3級と4級の違い」へ
ということで、今回は1つ目のバッテリーの計算問題の解き方をまとめておこうと思いますよ。
ドローン検定3級で出てくるバッテリーの計算問題の解き方
電池の問題は大きくわけて次の2種類になります。
リポバッテリーの起電力について
1つ目が「リポバッテリーの起電力」についての問題です。
ドローンによく使われるバッテリーで「リポバッテリー」があるんですが、
バッテリーの起電力(発揮できる電圧のボルト)はいくらなのか?
という問題がよく出されます。
例えば次のような例題です。
4S 3000mAhのリポバッテリーの起電力はいくらでしょうか?ただし、1セル当たりの起電力は3.7 V とする。
こんな問題は次の解き方で解くといいでしょう。
ズバリ、
セルの数×3.7
です。
1セルあたりの起電力が3.7Vなので、4セルの電池の起電力なら3.7Vを4倍してあげて
3.7×4= 14.8 (V)
が正解になります。
セル数に1Sあたりの起電力をかけてやるだけですから、そんなに難しいことはありませんね。
起電力とセル数以外の情報に惑わされなければクリアしたも同然です。
リポバッテリーが持つ長さ
2つ目の問題はリポバッテリーがどれくらいもつのか?
という「充電の長さ」についての問題です。
このタイプの問題は
(1時間あたりの電池容量)÷(電流の取り出す大きさ)× 60分
で計算できます。
例えば次の例題を見てみましょう。
先ほどの公式にぶち込んでやると、
(1時間あたりの電池容量)÷(電流の取り出す大きさ)× 60分
3000mAh ÷12A×60分= 3Ah ÷12A×60分
= 15分
という答えがでてきますね。
つまり、この電池は12Aで電流を取り出してやると15分持つことになります。
練習しておけばバッテリー問題も怖くない!
という感じで、ドローン検定3級で狙われるリポバッテリーの計算問題の蓋を開けてみればそんなに難しいことはありません。
ドローン検定本番までに何回か自分で問題を解いてみて、解き方に慣れてみるといいと思いますよ。
ドローン検定の公式テストにはこれ以外の計算問題にもチャレンジできるのでよかったら試してみてください。
それでは!
Ken

1990年生まれ埼玉育ち。
第4級アマチュア無線技士、ドローン検定1級。