第4級アマチュア無線技士の問題って難しいの??
どうも、Kenです。朗読に、ハマってます。
FPV ドローンを操作するために無線技士4級の免許が必要みたいだったので、第4級アマチュア無線技士の試験を受けてきました。
東京の会場で月に1回行われる当日試験での挑戦になりました。

なんとか無事に一発で合格でき、免許申請ができたので一段落ですね。

僕と同じように、
「アマチュア無線技士4級の免許を取りたい」
と思っている方が気になるのは
アマチュア無線技士の問題の難易度や合格率
じゃないですかね。
あまりにも難しすぎる免許だったら勉強も億劫になりますし、合格率が低すぎたらモチベーションが上がりません。
今日は実際に合格してきた僕が、
第4級アマチュア無線技士の難易度・合格率についてまとめてみました。
アマチュア無線技士の4級の合格率はどれくらいなのか
まずは第4級アマチュア無線技士の合格率から見ていきましょう。
「第4級ハム国試要点マスター2018」の47ページの「過去5年間の第4級アマチュア無線技士国家試験の実施結果」によると、次のような合格率で推移していました↓
年度(平成) 申請者数 受験者数 合格者数 合格率% 24 4,111 3,803 2,734 71.9 25 3,430 3,178 2,319 73.0 26 2,901 2,662 1,959 73.6 27 3,008 2,802 2,040 72.8 28 3,056 2,827 2,115 74.8
合格率は7割強といったところ。
だいたい71〜75%の受験者の方がテストで合格しているようでしたね。
つまり、大抵の方が合格していますが、
3割は落ちていることになります。
テストを受ける前に聞いていたのは、
「FPVドローンを操作している小学生もいるから、小学生でも合格できる簡単なテストだよ〜」
ということです。
そんな噂もあって安心していたのですが、いざ第4級アマチュア無線技士の勉強を始めてみると、
普通にむずくて勉強を何度かやめたくなりました笑
第4級アマチュア無線技士の試験問題の難易度は??
確かに第4級アマチュア無線技士のテストは難しくありません。
なぜなら、問題集に載っている問題がそのまま出るからですね。
答えさえ覚えてしまえば合格できるのです。
いわば自動車の教習所のテストのようなもので、問題を繰り返しとけば突破できる試験というわけですね。
しかしながら、
内容は初心者にとってはかなり難しいと感じました。
アマチュア無線技士4級は次のジャンルから出題されるようになっています↓
出題範囲 | 出題数 | 問題パターン数 | 出題率(出題数÷問題パターン数) | |
---|---|---|---|---|
無線工学
|
無線工学の基礎 | 1 | 33 | 3.03% |
電子回路 | 1 | 32 | 3.13% | |
送信機 | 2 | 37 | 5.41% | |
受信機 | 2 | 36 | 5.56% | |
電波障害 | 2 | 11 | 18.18% | |
電源 | 1 | 15 | 6.67% | |
空中線系 | 1 | 29 | 3.45% | |
電波伝搬 | 1 | 29 | 3.45% | |
無線測定 | 1 | 16 | 6.25% | |
法規
|
無線局の免許 | 2 | 23 | 8.70% |
無線設備 | 1 | 16 | 6.25% | |
無線従事者 | 1 | 12 | 8.33% | |
運用 | 5 | 55 | 9.09% | |
業務書類 | 1 | 11 | 9.09% | |
監督 | 2 | 23 | 8.70% |
無線工学全部で12問、法規で12問出題され、それぞれ8問以上正解すれば合格になるのです。
ただ、
問題の内容は普通に難しいです笑
例えば無線工学で言うと次のような問題が出てきます↓
問. スーパーヒーローダイン受信機の周波数変換部の作用は次のうちどれか
- 受信周波数を音声周波数に変える
- 音声周波数を中間周波数に変える
- 中間周波数を音声周波数に変える
- 受信周波数を中間周波数に変える
とか、
問. ディップメーターの使用で誤っているのは次のうちどれか
- 送信周波数を測定するとき
- 寄生発射の有無を確認するとき調べるとき
- 共振回路の共振周波数を測定するとき
- アンテナと給電線の整合状態を調べるとき
とかです。
無線工学を勉強したことがない人にとっては、なんのこっちゃわかりません。
「絶対これ、小学生わからないだろ!笑」
答えを暗記するにしても、わけわからない事を覚えないといけないのでしんどいことには変わりないです。
また法規も容赦ないですね。
法規とは、アマチュア無線技士の免許に関するルールなんですが、これも結構むずい。。
なかなか一回では覚えづらいです。
例えば次のような問題が出ます↓
単一チャンネルのアナログ信号で振幅変調した抑圧搬送波による単側波帯の電話の電波の型式を表示する記号は次のうちどれか
- A3E
- H3E
- J3E
- R3E
とか
臨時検査が行われる場合は次のどれか
- 無線局の再免許が与えられた時
- 無線従事者選解任届を出した時
- 無線設備の工事設計の変更をした時
- 臨時に電波の発射の停止を命じられた時
このように初心者にはわけのわからない問題をコツコツと解いて勉強し、答えを暗記していかねばなりません。
ものすごい無力感に襲われ、何度か挫折しそうになったことは言うまでもありません笑
第4級アマチュア無線技士の免許に合格するには暗記が一番近道
というわけで、第4級アマチュア無線技士の試験の問題の内容は難しい。。。
正直、初心者にとっては意味不明きまわりない内容ばかり。
勉強していく中で無力感に襲われたり逃げ出してくなりたくなるでしょう。
ただ、唯一の救いは、
問題集の問題がそのまま出題される
ということ。
内容が難しくて魂が捻じ曲げられそうになりますが、選択肢を暗記すれば大丈夫。
完全に理解するためには時間がかかりそうなので、最短で合格をめざすなら「答えの暗記」が近道だと思います。
具体的にどのように答えを暗記するかは、第4級アマチュア無線技士の勉強方法にも書いたのですが、僕がやったのは
問題を解いてわからないところがあったら、参考書で確認する
でした。
正答に既視感を持たせ、誤答に違和感を感じるようになるまで繰り返しやりました。
僕は「第4級ハム国試要点マスター」の問題を2周勉強し、最後の3周目は出題率の高いジャンルに絞って復習することで、合格できました。
試験は問題集と同じ問題が出ますが、その内容は一筋縄ではいかないぐらい難しいので覚悟しておいた方がいいですね。
それでは!
Ken

1990年生まれ埼玉育ち。
第4級アマチュア無線技士、ドローン検定1級。